ExcelのActiveXコントロールが無効になる

目次

現象

2025年6月以降、一部のPCにおいて、Excelファイルを開いたときに、 下記の内容が表示され、正常にファイルが開けない事象が発生しています。
「非表示モジュール内でコンパイルエラーが発生しました。」
「このファイル内のActiveXコンテンツはブロックされています。」
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原因

この現象は、Microsoft Officeのアップデート により、セキュリティ強化のため、ActiveXコントロールを既定で無効化 するためです。

対応方法

下記の手順で設定を変更してください。

  1. Excel を開く
  2. ファイル → オプション を選択
  3. 左メニューから トラストセンター → トラストセンターの設定 を開く
  4. ActiveX 設定 をクリック
  5. 上から2番目の 先に確認メッセージを表示してから・・・ を選択してください。
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なお、今後のOfficeやWindowsのアップデートによって、ActiveX設定が再び無効に戻される可能性があるため、動作しなくなった際は再度設定をご確認ください。

Windowsのセキュリティ強化について

上記のAciveXの動作変更など、Windowsのセキュリティが変更されています。

一例として、インターネットやファイルサーバーなどから取得したファイルを開いた際、画面上部に警告メッセージが出て、正常に開けないことがあります。
その場合は、ファイルのプロパティを開き、全般タブの下部にセキュリティの警告が表示されているか確認し、「許可する」にチェックを入れてください。

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こうしたWindowsのセキュリティの強化は、ランサム攻撃などを防ぐために、マイクロソフト側で導入している防御機能です。

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